ガンマ線遮蔽計算システム γShielder
概要
国際放射線防護委員会(ICRP)1990年勧告(Publication 60)対応版としてしゃへい物に係わる限度等、使用施設等に係る基準となる量として新たに定義された実効線量Eを算出する計算コードをサポートする総合計 算システムです。充実したユーティリティプログラムや Windows環境でのデータハンドリングの快適な操作性がしゃへい設計作業の効率化に役立つこととなるでしょう。
特徴
1. Windows対応のUser Interfaceにより、効率的に作業を行えます。
2. 線源情報として以下の3パターンが利用可能です。
(1) ユーザー定義線源スペクトル
(2) 核種コードと放射能を最大50セット入力可能。放射γ線エネルギーによる計算処理を行います。
(3) Origen 2による燃焼、冷却計算のγ線スペクトル接続計算が可能です。
3. 計算情報がデータベースとして記録されていきますので、情報の再利用、更新が図れます。
4. デカルト軸に平行な直線上の実効線量変化図、平面上の実効線量分布図が描画できます。
5. 公開版QAD-CGGP2、G33-GP2相当の標準出力とデバッグ機能にすぐれたQGVIC版出力を利用できます。
6. QGVIC~VShielder~RShieldを経て10年を超えて使用されてきている実績を有しています。
その他
本システムは、次に示す機関が著作権を所有している公開コードの運用環境を提供するものです。
● ORIGEN-2 Oak : Ridge National Laboratory
● QAD-CGGP2 : Los Alamos National Laboratory
● G33-GP2 : Los Alamos National Laboratory
● PICTURE : Los Alamos National Laboratory
価格と動作環境
標準価格 1ライセンス 500,000円(消費税込み)
動作環境 Microsoft Windows 7、8、8.1、10 (32bit、64bit版)
納入実績(順不同、敬称略、法人格名略)
● 日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所
● 日本原子力研究所 東海研究所
● 日本原子力研究所 大洗研究所
● 核燃料サイクル開発機構 大洗工学センター
● 核物質管理センター
● 京都大学原子炉実験所
● 東京電力 柏崎原子力発電所
● 日揮
● 清水建設
● 大成建設
● 日立エンジニアリング
● ニュークリア・デベロップメント
● 放射線医学総合研究所
● 海上技術安全研究所
● 高エネルギー加速器研究機構
●電力中央研究所
●福島県生活環境部環境創造センター
中性子線およびガンマ線による直接線およびスカイシャイン線量計算システム
nShielder
概要
中性子線及びγ線による直接線及びスカイシャイン線量を計算できます。直接線の計算では、一次元Sn法コードANISN-JRを使用します。スカイシャイ ンの計算では、ANISN-JRを用いて建屋上部からの漏洩線束を計算し、二次元Sn法コードDOT3.5を用いて空気領域の散乱計算を行います。また、 線源がγ線の場合は、一回散乱点減衰核積分法コードG33-GP2を用いて空気領域の散乱計算が行えます。
特徴
● 計算条件設定、計算実行、計算結果をグラフ化する等一連の動作を、Windowsに対応したユーザーインターフェース環境上で行うことが出来ます。
● デフォルト値が設定されていますので、初めての方でも容易に計算作業を実施することができます。また、この値を元に 修正した条件は名前を付けて保存することができます。この機能により、計算条件の整理を効率的に行えます。
● 核種データ(核種、強度)とエネルギー 群構造は、標準でセットアップされます。標準でインストールされたライブラリを 使って即座に計算を行えます
● ANISN-JRおよびDOT3.5、G33-GP2の計算結果から直接線およびスカイシャイン線量を抽出して、表やグラフ形式で 表示できます。また、抽出したデータを保存できます。保存したデータやグラフは、Windowsのクリップボードを経由して ほかのWindowsアプリケーションなどへコピーできます。この機能を使って、レポート等に活かすことが可能になります。
その他
本システムは、次に示す機関が著作権を所有している公開コードの運用環境を提供するものです。
● ANISN-JR : Japan Atomic Energy Research Institute
● DOT 3.5 : Oak Ridge National Laboratory
● G33-GP2 : Los Alamos National Laboratory
価格と動作環境
標準価格 1ライセンス 500,000円(消費税込み)
動作環境 Microsoft Windows 7、8、8.1、10 (32bit、64bit版)
納入実績(順不同、敬称略、法人格名略)
● 日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所
● 日本原子力研究所 東海研究所
● 放射線医学総合研究所 人材育成開発センター
● 原子力安全技術センター
● 核物質管理センター 東海保障措置センター
● 核物質管理センター 六ケ所保障措置センター
● 東京大学
● 日揮株式会社
● 東京電力 柏崎原子力発電所
● 清水建設
● ハザマ技術研究所

概要
- 仮想現実モデル体験ソフトウェアradmapVRは、放射性物質のイメージと作業環境の3次元モデルデータを統合した仮想現実(VR)空間を体験するためのソフトウェアです。
- 本ソフトウェアは、高線量率箇所や放射性物質の拡がりを確認することができるツールとして、現場の作業者の被ばく線量低減や除染計画の立案等に有用です。
- 放射線測定器で取得した放射性物質のイメージを、作業環境の3次元モデル上に表示したVR空間で体験するといった利用方法も可能です。

特徴
- 作業環境3次元モデルデータと放射性物質イメージデータを重ね合わせてVR空間に表示
- VR体験者は、ヘッドマウントディスプレイHMD(別売)を用いて、VR空間を体験可能
- 作業環境の空間線量率データを入力することにより、VR体験者が移動した経路の積算線量を計算し、画面上に表示可能
動作条件
- OS:Windows 10 Pro for Workstations (64bit)(日本語)
- メモリ:16GB以上推奨
- GPU:NVIDIA Quadro P2000 (4GB GDDR5) 以上推奨
- ヘッドマウントディスプレイ(HMD):Meta Quest 2 ©2022 Meta.
価格
こちらからご連絡ください。radmapVRを利用するためのHMDとPCの購入代行も承ります。
radmapVR は、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構の研究成果である著作物「放射性物質イメージを可視化した作業環境をVR体験するソフトウェア(3DRADMAPVR)」を使用したものです。
放射能汚染可視化ソフトウェア

放射能汚染可視化ソフトウェア”COMRIS”と従来手法について
- COMRISはコンプトンカメラを用いた放射能汚染の可視化に使用するソフトウェアです。
- COMRISでは、移動しながら連続測定したデータを用いて3次元的に汚染を可視化します。

COMRISのコンセプト
- COMRISはコンプトンカメラとSLAM※の統合を可能とします。
- 測定エリアの3次元モデルをSLAMで生成し、ここにコンプトンカメラを用いて汚染のイメージを描画します。

※SLAM : Simultaneous Localization and Mapping の略語で、自己位置推定と環境地図作成を同時に行うものです。LiDAR センサや光学カメラを用いて環境の 3 次元情報と機器の位置・姿勢を同時に推定します。
使用例

本使用例ではデジカメを用いたVisual SLAMを用いています。①、②についてLiDARセンサで取得することも可能です。図中可視化に用いた①、②のデータはAgisoft Metashapeを用いて生成しました。
操作画面例と特徴

動作環境と価格
- 動作環境
Microsoft Windows 10 で動作 ( Windows 11 については準備中 ) - 価格
1ライセンス年間 1,500,000円(消費税込)
アカデミックライセンス 1ライセンス年間 1,000,000円(消費税込)
COMRISは、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構の研究成果である著作物「3DRADMAPCC_TYPE2」を使用したものです。

データフィッティングソフト
- FlexFitter は非線形最小二乗法による最適化(フィッティング)を行います。
- フィッティング対象データは FlexFitter 内蔵のデータベースで管理されます。
- モデル式はPythonの関数として柔軟に記述でき FlexFitter 内に保存・再利用できます。
- フィッティング結果についても FlexFitter で管理され、信頼区間・予測区間を含めた結果の閲覧およびデータのエクスポートが可能です。
→ FlexFitter の紹介資料 (PDF)
動作環境
- Windows 7, 8.1, 10
年間ライセンス価格
- 1PC(初年度)¥200,000(税抜)
- 1PC(更新)¥100,000(税抜)
納入実績(順不同、敬称略、法人格名略)
- 日本原子力研究開発機構 福島環境安全 センター
- 日本原子力研究開発機構 原子力緊急時支援・研修センター

発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針に基づく大気拡散計算システム
RAPID
概要
RAPIDは、発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針に基づく大気拡散計算により放射性物質濃度、吸入摂取実効・等価線量、外部被ばく実効線量を求めるシステムです。
特徴
● 事故時において迅速に周辺環境への影響を評価するために操作が簡易化されています(ウィザード形式のGUIを採用)。
● 施設周辺の地図上に放射性物質濃度分布や線量分布が表示されるため、環境影響の把握が直接的に行えます。
● 表示図は、緊急時モニタリング及び防護対策の立案に役立ちます。
動作環境
● CPU : Intel Pentium 200MHz以上
● MEMORY : 64MB以上
● HDD : 空き容量として10MB以上(地図データを除く)
● OS : Microsoft Windows 95 ( Service Pack 1以降 )、 98、 NT4.0 ( Service Pack 3以降 )、 2000、XP
● その他のソフトウェア : Adobe Acrobat Reader
価格
標準価格 1ライセンス 3,990,000円(消費税込み)
※別途カスタマイズ費用が必要です。
納入実績(順不同、敬称略、法人格名略)
● 核燃料サイクル開発機構 大洗工学センター
● 核物質管理センター 東海保障措置センター

緊急時環境放射線モニタリング立案に参照する簡易計算プログラム
EyesAct
概要
緊急時環境放射線モニタリング立案に参照する簡易計算プログラム EyesAct は、異常時や事故時に放射能を環境へ放出する可能性を有する施設を管理する当事者が、初期影響を自ら推測するための手段として利用される ことを念頭に開発されています。
計算モデル
● 大気中放射能濃度およびγ線量率=「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」および「発電用軽水型 原子炉施設周辺の線量目標値に対する評価指針」に準拠
● 大気拡散モデル=ガウシアンプルームモデル
● 放射性雲からのγ線量率=空間三重積分計算
EyesAct の利用実績は、現在、以下に示すとおりです。 《国内》
● (財)原子力安全技術センター(白山)において、平成15年度から平成17年度にかけて導入された実績がございます。
● 京都大学原子炉実験所で研修に利用されています。
● 茨城県立医療大学が講義での利用を計画しています。
《海外》
● 今後、原子力発電の計画のあるタイ、インドネシア、ベトナムにおける原子力技術者の養成に日本は協力しています。その一環として、日本原子力研究開発機構(旧日本原子力研究所)の研修所に英語版 EyesAct が導入され、防災にかかる教材として、現地研修に EyesAct が利用されることとなりました。
価格
弊社までお問い合わせください。

概要
本システムは、分布するデータ、4次元(XYZ + 時間)データの可視化を、独自データ形式による高速描画方式を組込み実現しています。また、Javaによる実装によって、Linux,Windows,MacOS X とプラットフォームを選ばない動作環境を提供します。
GARALITOは、シミュレーション結果の解析ツールとして推奨します。
画面例
特徴
1.特殊データへの対応※
●お客様の計算コードや実験結果などのデータを即座に取り込むためのカスタマイズ作業を行うことによって、繰り返し行われる可視化作業の効率化を図ることができます。
2.優れたシステムの安定性と信頼性
●安定した動作と信頼性の高い可視化作業のための環境を提供します。
3.他アプリケーションとの連携
●生成された可視化情報は、ラスター形式の画像ファイルとしてエクスポートできます。この画像ファイルを、報告書等へインポートすることで可視化情報を貼り込むことが可能です。
4.地図データの可視化
●ラスタデータや数値地図を読み込み、表示出力が可能です。
5.レイヤーによる重ね合わせ
●可視化した地図データと4次元データを重ね合わせてできます。たとえば、行政回データ(地図)+標高データ(地図※)+大気拡散データ+風向データなどといった複合データの重ね合わせが可能です。
※カスタマイズ作業が必要です。
価格
標準価格 ¥1,100,000-(消費税込)
カスタマイズ作業には上記標準価格に加えて別途カスタマイズ料金がかかります。カスタマイズに関するご相談についてはお問い合わせください。
納入実績
下記データに対応カスタマイズしたGARALITOを研究機関へ納入しております。
●大気拡散データ(粒子分布、濃度分布等)
●海洋中放射性物質移流・拡散データ(流跡線、粒子分布、濃度分布)
γ線スカイシャイン線量計算のためのユーティリティーコード
●しゃへい計算コードを使いこなすツールとして
BCGVICは、Sn法による二次元放射線輸送計算コードDOT3.5、同じくSn法による一次元放射線輸送計算コードANISN、およびγ線の一回散乱線計算コードG33を対象として、必要最小限のパラメータを入力すれば、一つの計算コードを実行できる入力ファイルを自動生成する機能を有しています。そのため、BCGVICは、放射線輸送計算コードDOT3.5やANISNの導入ツールとして最適です。もちろん、実際の申請処理に係るスカイシャイン線量の評価計算に適用することができます。
●線源領域の輸送計算から空気領域の散乱計算への接続機能
γ線スカイシャイン線量の計算では、線源を包含する線量領域の計算を行い、その結果である建屋上面(天井)からの漏えい角度線束を接続計算の線源として、空気領域での散乱線によるスカイシャイン線量を求める方法が利用されます。BCGVICでは、DOT3.5→ANISN、DOT3.5→DOT3.5、ANISN→G33といった接続機能が組み込まれているので、信頼度の高い計算を迅速に実行できます。
注意事項
DOT3.5 ANISN G33 は公開コードの入手が必要です。その前提でBCGVIC対応の調整に対応いたします。
利用環境
MS-DOSプロント
※MS-DOSはMicrosoft社の商標登録です。
パッケージ価格
¥1,100,000-(消費税込)
1PCライセンス
パッケージ内容
●導入用CD × 1枚
●取扱説明書 × 1部
納入実績(順不同、敬称略)
●三菱マテリアル株式会社
●独立行政法人原子力開発研究機構
シミュレーション結果逆探索データベースシステム
Simulation + Table
シミュレーションとデータベースの融合
SimTabは、以下の要望に応えます。
●HDDにあふれるシミュレーション結果画像から目的のものを探すのは大変!
●シミュレーション結果の管理が必要だ
●過去に作成したシミュレーションの可視化画像から、どのような計算条件であったかを知りたい
●計算条件から画像を呼び出したい
●絵からその計算条件を呼び出したい
●画像を修正したい
簡単便利にデータベースを構築
シミュレーションの結果作成される多数の画像とその計算条件などの諸元をまとめて保存します。
革新的な画像検索
革新的な画像検索機能により、図に対して説明が求められた際、その図の諸元を素早く明確に回答できます。
大まかな条件指定で検索
画像にユーザーが定義したキーワードをつけることで、細かい条件を指定しなくてもキーワードベースで画像を探せます。
画像DBとシミュレーションに特化
画像データベースとシミュレーションに特化した機能により、シミュレーション結果をデスクトップで容易に管理できます。
動作環境
Windows XP/Vista/7
ライセンスと価格
1ユーザーライセンス ¥500,000-(消費税込)
3ユーザーライセンス ¥1,500,000-(消費税込)
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製品に対しての問い合わせ先:029-282-1654/call@vic.co.jp
文書データベースへの一括登録ソフトウェア
TRFDB
概要
分類化可能な文書情報のデータベース化を効率的に実施するためのソフトウェアです。本ソフトウェアは下記の機能を有しており、効率的な文書管理に資することが期待できます。
- データベース化対象として分類化した文書情報と各文書を電子化したデータ(PDF)を一括して現在運用しているデータベースへ登録を行います。
- 一度登録した情報を記録し、登録した情報のみを置き換えることが可能です。
- データベースへ登録前に自動的なチェック処理を行い、入力ミスや整合性の取れないデータを指摘するエラーチェック機能を有しています。
- 登録された文書情報(PDF)は、自動的に全文検索のためのOCR処理※を行います。
- 文書情報(PDF)のOCR処理※は、処理対象および非対象を処理前に一括選択できます。
※ OCR処理はデータベース側での対応が別途必要になります。
動作環境
- Windows 7、Windows 8、Windows 10、Windows Server 2008、Window Server 2012
価格等について
- 運用されているシステムへの事前の仕様確認、対応作業が必要となる場合がございます。詳細についてはご確認ください。
計算中に出力されるデータから物理量を随時抽出、即時可視化
ZG-vis (ズィージービズ)
概要
実在する製品を解析対象とする流体シミュレーションでは、境界条件や計算モデルが高度になるにつれて、入力データの用意や結果の可視化に要する作業時間が計算時間に比べて無視できないほど長くなる場合があります。ZG-visは、境界値データの生成や計算中に出力されるデータの抽出を自動化し、計算途中でそれまでの結果を随時可視化する環境を提供します。
流体計算コードのユーザーが抱える課題と解決策
- 計算を始めるまでに、多数の設定や入力データの作成・配置がわずらわしい。
→GUIの入力フォームで設定項目の一元化 & 入力データ作成の自動化 - 多種多様な出力データの収集・整理でユーザーの負担が大きい。
→出力データの自動収集、計算結果のグラフ生成 - 計算された物理量が発散する場合がある。
→計算中に結果を随時可視化して異常や条件設定の誤りを早期発見
これにより、解析条件の設定から最終的に求めたい結果を得るまでにかかる全作業時間を短縮し、ユーザーの負担を軽減します。

動作環境
Microsoft Windows 7(Cygwinがインストールされ、適切に動作すること)
価格
3,406,832円(消費税抜)
- Microsoft, Windows、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10 は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。 Mac OS X はApple Computer, Inc. の商標または登録商標です。Linux は、Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
- 製品の仕様は、予告なく変更することがあります。あらかじめご了承下さい。